尻手ロープの作成

ブッコミで必ず必要な尻手ロープの作り方です。
市販のものでは細すぎたり短かったりといろいろ問題もあるので自作をお勧めします。

◆必要な部材◆

・ロープ
太さはお好きな太さで長さは30m巻きを買うと作り直しや追加時に便利です。

・スプリングフック
尻手ロープ1本で2個必要です。
竿側に1個、ハーケン側に1個の計2個です。
サイズは6×60程度
素材はステンレスなどの錆に強いものがお勧めですが使い捨てと考えやすい180円程度のものでも大丈夫です。

・ハサミ
ロープをカットできるものであれば何でもOKです。

・ビニールテープ
電工などでおなじみのビニールテープです。

・ライター
釣りではタバコを吸わなくてもライターは必要になることが多いので最低1個は買っておきましょう。

部材はすべてホームセンタで入手します。
釣具屋には完成品しかありません。

①ロープの切りだし
大物がかかった時に竿から尻手ロープを外すことなくやり取りを行うのが理想です。
外す暇がないときもあります。
したがって私は長めに3ヒロ取りました。
(1ヒロ=両手を横に延ばした長さなので個人差あり)

②ロープの末端処理
ロープをハサミで切るとほつれてしまいますので端をライターの火で炙ります。

ロープが溶けて玉状になればOKです。

④ロープの末端処理Ⅱ
ロープの端にビニールテープを巻き、万が一の際にほつれが発生しにくいように補強します。


⑤ロープの結束
尻手ロープなのでわっかを作る結束を行います。
結び方はもやい結びといいます。
引くと締まりでも簡単に解ける結び方です。

このようにします。
本線を引けば輪ができた状態で締まります。
もやい結びは船舶免許を持ってる人は必ずできるはずです。試験で出てくるので。
アンカーロープやフェンダーのロープがもやい結びになるためです。

⑥完成
輪っかにスプリングフックをつけて完成です。

以上で完成です。
ロープが汚れたり擦り切れたりしたら作成し直しましょう。

最後に・・・
こんな方法で輪っかを作る方法もあります。


ロープがねじ込まれているので摩擦で外れなくなっています。
私が船に乗るときに使っているシーアンカーがこの結び方をしています。

ようは女性の三つ編みですね。

ちなみにロープワークは極めるとこんな頭のおかしい事もできるようになります(笑)

舞鶴海上自衛隊作タイヤフェンダーカバー