■一つテンヤ
船でおもりと一体化された針でエビを餌で行う釣りです。
エビで鯛を釣る
とはまさにこの事です(笑)
■釣れる魚
釣れる魚はタイ・根魚・青物・磯魚などまぁエビを捕食する魚全般です。
メインターゲットは真鯛になりますが根魚も良く釣れます。
筆者はタコなんかも釣った経験もあります。
■場所
この釣りは上から下に落とす釣りなのでどうしても水深が必要になるので船に乗って沖合で行うのでどうしてもハードルは高くなります。
しかし実際に船に乗ってしまえば簡単な釣りです。
また適応水深は10m~80mほどが行いやすいです。
10m以下の水深では座礁の危険性が出てくるので余程慣れていない海域以外は船長が怖いはずです(笑)
余談ですが大型船でも船長は水深が無いと怖がります。
なので海域に精通した水先案内人という職種が大昔からあります。
水先案内人は入港前に沖合で船に乗り込み狭い港内等では船長の代わりを行います。
飛行機はILSやMLSがあるからまだマシなんですけどね。
あくまでも豆知識です。
しかし水深はあまり深くなると今度は回収が面倒になります。
私としては水深100m以上を狙う釣りは電動リールで行ったほうが良いかと思います。
手巻きのリールでは水深が深いと回収まで時間がかかり時間限定で行う船の釣りでは時間を有効に使えなくなる為です。
それに100m以上を何度も巻くと結構疲れますよ(笑)
■必要なもの
ライフジャケット(桜マーク有でタイプA必須)
これが無いと船に乗れません(笑)
買わなくても乗合船であれば借りれます。
船には搭載人数分のライフジャケットが必ずあります。
法律で決まっているので。
ベイトロッド(あくまでも推奨)
・シマノなら炎月シリーズ
・ダイワなら紅牙シリーズ
ベイトリール(あくまでも推奨)
・シマノなら炎月シリーズ
・ダイワなら紅牙シリーズ
ライン
引く釣りなのでPEラインで1.5号以上(ただし乗合船漁船では船長の指示に従う事)
リーダ
リーダ16LB以上
ナイロン・フロロなんでも良いです。好きにしてください。
テンヤ
8号~15号くらいでいいんじゃない?(ただし乗合船漁船では船長の指示に従う事)
潮流の速さ水深などを考慮し使い分けます。
また潮流が速いポイントではタングステンタイプが良いです。
タングステンとは通常の鉛の重りより比重が高いため鉛と同サイズでも鉛より重いため早く沈みます。
カラーはその場所と時によるので明確な決まりはありません。
カラー選定はその時の状況次第です。
(最近は何でもかんでも自分で判断できない子が多いので2回書いておきます)
重さもカラーもお好みでとしか・・・(笑)
エサ
冷凍の芝エビや中エビ
冷凍より活きエビのほうが釣果は良いです。
ただ活きエビ(海エビ)はなかなか売ってないし高いです。
エサのつけ方
写真撮って無いのでそのうち追記します・・・(笑)
■釣り方
釣り方としては仕掛けを底まで落として時折誘いを入れるだけです。
基本的に反応がありそうな水深は船長から指示があります。
水深40mで底から10m上で反応あるからね~等と。
根魚を狙うときは底まで落とすとテンヤがコンっと着底を感じます。
その後リールを2、3回巻いてしばらくステイします。
当たりがなければロッドを大きく上下に揺さぶります。
大きく揺さぶるのは仕掛けまでの距離が長いためです。
20m以上では海底から5m上まで巻いて落とすを繰り返しましょう。
そしてまたステイします。
を繰り返します。
コッ・・・コッ・・・コン・・・っと当たりがあると合わせを入れます。
ハイ!釣れました。
以上です(笑)
魚は上から落ちてくる餌を非常に良く見ています。
過去にあった事例では胴突き釣りで餌を落とす前から真鯛の子(チャリコ)が横に向いて落とす前から餌を狙っていて友人と爆笑した過去があります(笑)
乗合船以外でマイボートなどでの場合のコツは・・・
魚探を見て反応がある所に仕掛けを落とす。
反応がなければ底付近を探る。
魚探に反応が無くても根魚が釣れます。
根魚はあまり動かないので魚探にも反応は出にくいからです。
また反応があっても釣れない時はエビを食う魚じゃない、サイズが小さい等です。
(まぁ最近の魚探ならサイズまで表示されるので分かると思いますが)
ベイトリールでは落とす時にブレーキ調整をしておかないとバックラッシュ(スプールで糸がらみ)しますので重りの重さでブレーキ調整しましょう。
またリールのスプールを親指で軽く抑えながら落とします。
フォール(落としている)時に食ってきたときに対応するためとブレーキ替わりです。
私はブレーキ調整が面倒なので落とす時は親指で抑えて調整しています。
またラインが斜めに出ていく時は潮に流されているか船が風で流されているので底取りが難しくなります。(ドテラ流し)
魚探では水深が20mと出ていてもリールのカウンターでは40m出ていたりします。
こういう時はアンカーを入れればラインが垂直になり底取りがしやすくなります。
ただ乗合船ではアンカーを自由に入れれないので苦戦することになります。
(あまりに酷いと船長がアンカーを入れてくれると思いますが)
そういう時はタングステンの物を使用するなど重りの重さを重くするなどします。
またこの状態のときは魚探の範囲外に仕掛けがあることになるので魚探に反応が無くても釣れることになります。
後はスパンカーを開く、シーアンカーを使うなどありますがここは釣りでは無く船長の知識になるので説明は割愛します。
斜めになる場合で初心者が多い場合はアンカーを入れてあげるか移動するなどはもう船長判断です。乗合船では船長の判断次第なのであきらめましょう。
(まぁ余程無知な船長でなければなんらかの対応してくれるとおもいますが)
■釣りにおける注意事項
欠点としては魚が多い場所はシモリやストラクチャーがある場所なので底を狙う釣りはどうしても根掛りによるロストが多くなります。
そのため仕掛けは多めに用意しておくと良いでしょう。
乗合船であれば出来ればシマノの探検丸(対応している乗合船次第)などを活用し海底の状況を把握し根掛りに注意しましょう。
乗合船であれば船長から注意があります。
底荒いから気をつけて~などと。
マイボートやレンタルボートでは魚探で状況変化を常に確認しながら行いましょう。
■船での注意事項
船では船長指示に従ってください。
船の上では船長は神様です。
国家権力レベルではなく、それ以上と思ってください。
船長は船に乗っている人間のすべての命を預かっているためです。
死にたくなければ船長の指示には必ず従うようにしましょう。
仕掛けなどの釣りに関する船長指示に従う理由は、好き勝手にするとほかの同船者の仕掛けに絡んでお祭りしてしまう為です。
非常に迷惑な行為になるので乗合船では船長の指示に従いましょう。
(個人的には殴られてもしょうがないと思うくらい)
個人個人が好きな重さの重りを使うと潮流で流されて他人の仕掛けに絡みます。
なので船では仕掛けが統一化されています。
また船長は潮の流れが速いときは順番で船首から落として~
などと指示を出します。
これはお祭りを回避するためです。
従うのが嫌なら自分で免許取って船買って一人で釣りに行きましょう。
なんでもできますよ?全て自己責任ですがね。