モンハン(BKG:ブッコミゲーム)

管理人趣味のモンハンの紹介
モンハンとはなんぞや?
スマホのゲームでは無いです。

モンハンの由来
モンハン(モンスターハンティング)とは名前の通り大型魚を狙う釣りです。
和歌山の釣太郎という釣り具屋で主に
・タマン
・コロダイ
・フエフキダイ
・イサキ
の魚種の大物を狙う釣り方などを紹介しています。
Googleの検索結果
一時期ダービーもあったような記憶があります。
釣り方はおもにブッコミと浮き釣りによるものです。
参加はエントリの必要もなく釣果があれば持ち込めばOKな感じでした。
このサイトで説明しているタックル構成であれば沖縄遠征でガーラやGTなどを狙うことも出来るようになります。真似せず遠投磯竿5号でほどほどでもいいと思います。
ただスジアラ・クエなども対象魚として狙うこともできるので1セットあれば膝の上に魚を載せて写真を撮ることもできるかもしれません(笑)
従ってこの釣りは中級者~ガチ勢向けになります。

簡単に言うとブッコミ釣りの上位版です。

BKGでの釣果は下記にあります。
2023/10/13 地磯で初BKG釣行
2023/10/21 三重釣行
2023/11/23 三重地磯BKG釣行
2023/12/10 三重モンハン釣行
2024/04/28  長き沈黙の日々を終え・・・


■ウェア
冬は寒いので私のような寒がりな人は良いものを買うのをお勧めします。


■フィッシンググローブ
無いと危ないので買っておきましょう。

■靴
靴底にスパイクがあるものやフェルトタイプの靴がいいです。
磯に行くときやテトラとか乗る人には必須です。
私はテトラは年齢的に辛いので上りません。

靴底(ソール)の取返式のものがお勧めです。
なぜなら釣行後は必ず洗わないと凄く匂います(笑)
磯の粉のようなものが大量に付着しますので帰りに車に積み込むときもシューズケースや袋に収納するなどしないと無茶苦茶臭い車になります(笑)
シマノのジオロックシューズのようにソールが交換タイプであれば取り外してソールのみ洗うことが出来ます。
また靴全体が海水に浸かってしまった場合は磯靴は洗わないとヤバい匂いがします。
臭い足になりたくなければ釣行後に必ず洗うようにしましょう。

■ライフジャケット

発泡タイプのライフジャケット(渡船利用では桜マークAタイプ推奨)

膨張式は岩や貝で穴が開くのでNGです。
また股紐もきちんと装着しましょう。
股紐をつけないと落水時から引き上げ時にライフジャケットが脱げてしまいます。
  
■あるといい装備
磯場は座る場所が無いのでクッション性のあるヒップガードが必要です。

すぐボロボロになるのであまり高価なものを買う必要は無いと思います。
また雨具のような服は破れやすいので座る時の保護にもなります。

ロッド

■遠投磯竿5号
 食い込みはいいですがキャッチまで時間が必要です。
■タマン竿
 (タマンモンスターなんかが有名です。私のように最初は安価な初代タマンⅡで試すのもありです)
■ブッコミ専用ロッド
 (ついにブッコミ専用ロッドが2023年発売しました。ブッコミ好きの私は気づき次第で即ゲットしてしまいました(笑))
■イシダイ竿
 (買ったこと無いです)
■スーパーゴリルドシリーズ(棒(笑))
などを使用します。
相手が巨大魚かつパワーが半端ない魚種なので必然的にタックルがゴツイ物になります。
また磯で狙うことも多いため4~5mの長さが求められます。
まずは手持ちで一番パワーがある竿で試していただければと思います。
嫌でもさらにゴツイ竿が欲しくなるはずです(笑)

リール

この釣りではとにかくパワーが必要になります。
(10kgまでぐらいの魚を相手に想定しています)
従って
■ナイロン10号を200mは巻ける10000番以上の大型のSW系リール
■ドラグ力15Kg以上
が最低減必要です。
シマノ・ダイワ共にSW系のリールで10000番~18000番です。
早巻きではなくパワー系(HG系よりXG・PG系がお勧めです)
■シマノだとストラディックSW・ツインパワーSW
■ダイワだとBG-SW・カルディアSW
程度が理想です。
となるとどうしてもリールの重さが600g以上になってしまいます。
すると竿の重量とオモリや餌などと合わせると軽く1kg越えします。(構成次第で2kg近くになります)
激重タックルはいきなり使うと危険なのでサーフや人のいない堤防などで事前に練習しましょう。
「釣りで筋トレ出来るって素晴らしい!」と思いながら頑張りましょう。
激重タックルで1日戦えるかどうかご自分の腕力と体力と相談が必要です。
確実に腕もパンパンになります(笑)
従って最後のほうになるとミスキャストの可能性も出てきます。
そんな時に50号(187.50g)のオモリとか投げて人に当たったら・・・
大事なことなので2回書きますね。

「事前に自身の体力確認も含めて1日サーフなど人のいない場所で必ず練習しましょう」


練習することにより使い勝手や懸念点などの事前確認もできるはずです。
それによりどれぐらい仕掛けが飛ぶのか「あれがあったらいいかも」などといろいろわかることも出てきます。
磯の場合だと後方に岩がありキャストしにくい場所もあります。
ご自分の色々なキャストパターンの引き出し(いろいろな投げ方の練習)を増やしておくことも重要です。

ライン

PEでもナイロンでもどちらでもOKですが
ただし
ナイロン10号以上
PE4号以上でリーダー80LB~120LB程度(根ずれで擦れるので)
が最低必要です。
また、根がかりが激しい釣りになるのであまり高価なラインを買うと悲しくなります。
個人的にはPEより当たりが出やすく擦れに強いナイロンがお勧めです。
PEはルアーなど糸を張った動きのある釣りには感度も良く有効ですが
糸がたるんだ状態の底で待つ釣りではPEよりナイロンの方が感度は良いです。
糸の張ってない状態でナイロンでは反応があるレベルのあたりでもPEは当たりがあっても竿先がピクリとも反応しません。

それでも嘘だと思うなら自分で実験すると確実にわかります。
また太糸を使うのでリーダを結ぶのも大変になります。リーダとの結束部が大きいのでガイドに引っかかったり鬱陶しいこと兼ね合いです。
なので私はブッコミ釣り系ではPEはお勧めしません。

仕掛け

仕掛けは簡単なものですが堤防などのブッコミとは違いオタフクオモリではなくイシダイ釣りで利用される誘導天秤を利用し六角オモリやホゴオモリなどを使用します。
なぜかというと磯場では根がかりが発生するので最悪オモリだけを捨てる方式のほうが
獲物をキャッチできる確率が高いためです。

■瀬ズレワイヤー
場所によっては瀬ズレ仕掛けが必要になります。

岩とラインが擦れたときにワイヤーがあれば極力切れることを避けれます。

■誘導天秤

各社で発売されています。
イシダイ釣り用の物を使用します。
ただしオモリを付けるスナップが小さいので変えることをお勧めします。
ブッコミでは20号~50号のオモリを使用するので標準のスナップでは伸びてしまいます。

■シモリ玉(パール玉)

個人的にはイシダイ釣りではないので不要かなと思っていますが一応入れてます。
パール玉でもなくても問題ないかと思います。
誘導天秤とサルカンの間に入れます。



■サルカン(コーク付き)
天秤のハリス側にはパワーコークを付けます。
イシダイ釣りが参考になります。

パワーコークを付けることによりハリスの手返しが良くなります。
サイズは1/0サイズか2/0サイズを利用すと安心です。
ただコーク付きサルカンは少しお高いのでロストが激しいと懐に微妙にきます(笑)

■ハリス
ナイロン・フロロで16号程度あると安心です。
筆者は100lbのフロロを使う時もありますが状況に合わせて選べるようにすればOKです。
16号、26号、ワイヤーと3種類あれば良いかと思います。
ワイヤーハリスを使う時はイシダイ用のワイヤーの#37サイズ程度を利用しダルマスリープで固定します。

ダルマスリープはワイヤーハリスが#37であればSSサイズでカシメることができます。
同じ要領で針のカン(わっか)とワイヤーハリスも固定すればOKです。
仕掛けがゴツイのでハリスもダルマスリープでカシメるほうが楽です。
2Nはハリス10号~30号をカシメることができます。
ナイロンハリスは最低16号程度の太さを使います。
あまり太くすると針を結ぶことが出来なくなります。
特にフロロは弱い素材なので太くすることで強度を確保しているためナイロンより針を結ぶのに苦労する羽目になります。
なのでナイロンでも問題ありません。(筆者はナイロンのみで行っています)

■集魚用ビーズ

朝マヅメから日中の釣行ならばビーズを利用します。
ハリスと針の間に1つ入れればOKです。


夜間であれば蛍光玉ソフトを入れます。
上記2点のサイズは5号から6号程度が見やすくて良いかと思います。
サイズが小さいとハリスのパワーコーク側が輪っかにしてダルマスリープで固定されているので5号か6号程度ないとエサを付けるときに取り外しできません。
根がかりなどでハリスごと無くなるので消耗品と捉えて50個単位で購入をお勧めします。
カラーは釣果に影響するとは思えないのでお好きにどうぞ。

■ブラックライト

蛍光玉に蓄光させるために使います。
通常のハンディライトとは違い紫色の光で紫外線を出します。
目には優しくないので照射部を見つめないようにしましょう。
1000円程度で通販にて購入可能です。

■針

針はカン付きガマカツのコロダイ・タマミ針の16号~24号くらいが一番良いかと思います。
太軸でひねりが入っている針が良いです。
また場所によってはネムリ針の15号~18号を使うのもよいかと思います。
状況次第で針のサイズを変えていけばOKです。

■ハンドプレッサー

ダルマスリープをカシメるペンチはハンドプレッサーというペンチで釣り場でも必要です。
SSサイズと2Nサイズをカシメることができるものを買いましょう。

選定基準は軽さも重視してください。
荷物が重くなるので。
ハンドプレッサーを使って針とワイヤを固定します。
下記の画像が参考例になります。

冷凍アジや冷凍イワシを使う時はハリスの針と反対は輪っかにします。
この輪っかをパワーコークと接続します。
この輪っかをウニ通しの先に引っかけて引っ張ってエサの口から出します。
また針側をダルマスリープで結束するとフッキング時に針が暴れて外れやすいので注意が必要です。
針側の結束はワイヤーハリス以外は外掛け結びなどで結ぶことをお勧めします。
また針が暴れるので針とダルマスリープに熱収縮チューブで固定するのもアリです。
ハリスが太いので針から外れることもあるので熱収縮チューブで結束部を保護するという観点でも使えます。



■オモリ
ホゴオモリやナス型オモリなどを利用します。
また信じられない速度でオモリが減っていきます・・・
一度やってみれば分かると思いますが予備は多めに必要です。ただ釣り座にはあまり持ち込むと苦労するので一部は車に置いて足りなくなったら取りに行く方法をお勧めします。

使用するオモリの重さは竿の型番や種類にもよりますが
・遠投磯竿5号で25号まで
・タマン竿・・・40号程度まで
・BKGロッド(XH480)では30号~60号 (MH480)では20号~40号です。
となります。
釣り場にもよるのですが予備は多めに必要なので荷物が凄く重くなります。
場所によっては潮の速さも影響するので いろいろな重さが複数個必要になります。
種類としては磯ではホゴオモリがお勧めです。
ホゴオモリのホゴとは瀬戸内海でのカサゴの呼び名でカサゴオモリという意味です。
沈下速度が速く根がかりし難いというメリットがあります。
サーフでは六角やナス型オモリで問題ありません。
(磯で六角オモリを使う時はホースなどを使って根がかり防止するという技もあります)
フィールドでオモリも種類を使い分けを行えば良いかと思います。

捨て糸


根がかりが激しいポイントはオモリと天秤や三又サルカンの間に捨て糸を入れます。
捨て糸は結束はガチガチにしてはいけません。
捨てるための糸なのですぐ切れる結束が望ましいです。
またモンハンでは使用するオモリが重い為、最低ナイロンで10号程度を使用しましょう。
色々な号数を試しましたが30号のオモリでもキャスト時に捨て糸が6号程度では切れてしまうことがありました。
また使用するラインはリールに巻いた余りのナイロンで問題ありません。
捨て糸専用のラインが売っていますが捨てるためのものに金を出す必要はないでしょう。
結束は輪っかを作る簡易的な結束で十分です。
糸を折り返し2重にしハーフノットで結べばOKです。


代表的な仕掛けサンプル


・誘導天秤方式
イシダイ天秤を利用します。

誘導天秤にオモリを付ける方式
仕掛けが一直線になります。
根がかりが激しい場合は天秤のスナップとオモリの間に捨て糸を入れます。


・胴突き仕掛け方式
三又コークサルカンを使用する方式です。

オモリは捨て糸に接続し根がかりした際は切り捨てる方式です。
三又コークサルカンとオモリの結束は切れるようにしておきます。
メインラインとは違う簡易結束にして強度の差をわざと作るのがポイントです。
また捨て糸の長さは短い方が良いです。
仕掛けに絡むので注意が必要です。

ヒットセンサー(当たりセンサー)

竿がどうしても長くなるのでキャスト毎に鈴のつけ外しは手返しも悪く足場の悪い磯では
危険ですのでヒットセンサーがお勧めです。

購入する際は音量調節できるものをお勧めします。
ただしセット方法はかなりシビアなので鈴が一番いいかと思います。
鈴は別紙参照→竿先のスズ選び

クーラボックス

これからクーラボックスを買う場合は座れるタイプをお勧めします。
磯では唯一の椅子になります。
また大きさは25リットルまでのサイズが可搬性においてもいいかと思います。
キャスター付きの物は重くなりがちなので磯ではあまりお勧めしません。
あと余談ですがクーラーボックスにはなるべくステッカーを貼りましょう。
理由は渡船で自分のクーラーボックスと同じものを使っている人と識別しやすいからです。
地磯釣行の場合はクーラボックスは車に置いておき(氷とドリンクを入れておけば帰りに汗を流すので車にたどり着いた時に冷たい一杯が飲めます)釣り座へはソフトクーラーなどを持参する方法をお勧めします。
(固くて重いクーラーボックスはロッククライミング時に非常に邪魔です)
氷を入れておいても釣れなかった(持ち帰れる魚ではなかった)時は氷を捨てれば帰りに出た濡れ物を入れたりポイントと車までの往復が減り楽ができます。
(筆者は帰りに防寒具やリールを入れてます。動くと汗をかくので)
またどうしてもイワシやキビナゴなど生エサを使うのでエサ専用のソフトクーラー(10リットル程度)を買っておくと便利です。
匂いが付くのでエサ専用化しましょう(笑)
帰りにはゴミ運搬に使えます。10~15リットルがベストな大きさです。

竿立て

■ピトン
この釣りは大物狙いなので基本的に竿立ては三脚ではなくピトンを利用します。
三脚では竿が暴れて倒れたりするのでしっかり固定できる竿ロック式ピトンがお勧めです。

参考図:地元の誰かが開けた穴や隙間を探せばどこかにあるのでクサビで固定します。自分で穴をあけるのは絶対に止めましょう

磯では穴や岩の隙間にピトンを刺し込みます。
ピトンだけでは完全に固定出来ないのでクサビ(木)を打ち込んで固定します。
ピトンは第一精工のラークピトンのようなロック式が凄く安定します。
がっちり固定されますが抜くときは上に引っ張ると案外簡単に抜けます。
またピトン棒が短いとか言われる方がいますがそもそもこの製品はイシダイ釣りなど大型魚を想定して設計されているのでこの長さなのです。
(ヤエン程度でこのようなロック式竿受けは不要です。)
ピトン棒がなぜこの長さなのかはこのページを読めば分かります。
私は用途に合わない使い方をして文句をいうなど恥じるべき行為だと思います。

■ハーケン
尻手ロープなどを結ぶために利用します。

■クサビ
細いものと太い物を持っておけば大体事たります。

なければ現地調達も出来ますが調達できる保証や時間が無駄なので買いましょう。
また専用の物を買わなくてもOKです。
ホームセンターで適当な木を買って切断すれば安く済みます。
木のサイズ感を把握するには一度製品を買えばどの程度の木を買えば良いか分かります。

■ピトンハンマー

日曜大工の物はお勧めしません。はっきり言って無茶苦茶錆びます。
サビが付着するとほかの物を汚してしまいます。
錆びにくいステンレス製の専用品がお勧めです。

という事で荷物が凄く増えます。
そして重くなります。
これらの道具にさらに餌・食料となるとかなりの量になります。
地磯釣行だとかなりつらい荷物量です。
これらを背負子で背負って登山やロッククライミングをすると思えばいいかと思います。
(地磯は獣道を歩くことも多いので)
当然帰りは釣れた魚でさらに重くなります(笑) 
はっきり言って渡船利用をお勧めします。
なので私は地磯釣行は他人にはお勧めしません(笑)

エサの付け方

一概にはこれという決まりはありません。
あくまでも代表例で記載しておきます。

・ユムシ
ユムシの場合はチョンがけでOKです。
従ってユムシを利用するときは軽く仕掛けを投げるようにします。
ユムシはタイ系の魚しか食わないのでエサ取りが多い場合に有効です。

・イカ・サンマ切り身


短冊餌は基本的に返し縫で刺します。
針に1回通して針を回転させて2回刺します。
回転防止のために針を刺すときは必ず餌の真ん中に刺します。

・キビナゴ

キビナゴは必ず目から針を通して使用します。

これで投げても外れなくなります。
塩締めのものを買うと硬くて針に付けやすいです。

・冷凍アジ・冷凍イワシ・冷凍サバ

アジ・イワシ・サバの場合は投げるときにエサが外れる可能性があるので
ウニ通しなどのツールを使い、口から入れて頭付近までグッと刺します。

ウニ通しの先にハリスのわっか部分を引っかけて口からハリスのわっかを出します。

これでリアルルアーの完成です(笑)
蛍光玉は外して付けたほうがいいですがどうしても面倒になって写真のような状態になることが多いです(笑)

やりすぎな例?

こんなエサを食ってくる魚を狙うという事は命がけにもなります(笑)
写真は冷凍サバですがサンマを丸ごと一匹でもOKです。
エサ大きすぎない?と思われるかもしれませんがこのサイズでも食われて回収することも普通にあります。
ただ丸呑みされることはあまりないので試してみようという感じで良いと思います。

ウニ通し

ウニ通しは1000円前後で購入出来るので買っておくと便利でいいですよ


・マムシ・イソメなど


房掛け(2~3匹)で付けます。
1匹目の口から頭(固い部分)を通して適度な所で針先を出します。
針先に2匹目の頭部分を刺します。(チョンがけ)
3匹目は2匹目と同じように刺します。
なのでマムシで房掛けすると高くつくのでマムシを1匹目にしてイソメとMIXさせて房掛けします。
針が頭部分にあるようにすればOKです。

・バナメイエビ・中エビ
エビを針に付ける方法はオキアミを付ける方法でOKです。
尻尾を切り尻尾から針を通す方法です。
エビはどうしてもエサ取りの被害が多く長時間持たないので頻繁に餌の確認が必要です。
遠投する場合はサンマの切り身・カツオのハラモなどを抱き合わせで付けると針外れしにくくなります。

↓バナメイエビにカツオのハラモをセットした参考例

これで投げると不思議なことにエビだけ無くなってるパターンが多いです(笑)


実釣編(夜間ブッコミパターン)

・時間
時間は夕方~朝マヅメまでがモンスターゲットの可能性が高いです。
地磯で行う時は明るいうちに釣り座の状況を確認することが必要です。
足場の確保、ポイントの調査、ピトン設置場所、最大潮位(貝の無い部分)などを必ず確認します。

お好きな所にピトン刺し放題!な磯の例(笑)

・場所
場所は浅場より深場が理想的です。
底ものの実績があるポイントで行う事になります。
潮もあまり速過ぎないことも重要です。

注意点としては上の画像のようにタイドプール化している個所は満潮時に浸かってしまう可能性もあるので岸までの経路の確認が必ず必要です。
特に夜間は周りが見えないので明るい時間に下見をすることが必ず必要です。
大潮の満潮時は特に満潮時にどこまで波が来るか必ず確認します。
逆に言うと知らない場所では大潮の満潮前は先端まで行っては危険です。
分からない場合は手前で我慢して波のくる場所を把握してから行くようにしましょう。

・準備
意外に知らない人が多いのですがどんな釣りにおいてでもですが
釣り座に着いたらまずタモの準備から開始
します。
終了時はタモを最後に仕舞うようにしましょう。
なぜかというと荷物が落下した場合に掬うためで釣りの基本です。
磯は斜面状の場所が多く荷物が転がり落ちることも考慮し極力高い場所に置くようにしましょう。
撒き餌の柄杓は落とす人が多いので尻手ロープを付けてバッカンに結んでおきましょう。
その後に水汲み、ライト設置などと行います。

・投げ方
根がかりを避けるため着水と同時にベールを戻します。
オモリの重さで仕掛けが沈んでいくので糸ふけが少しだけ巻き取るだけですむようになります。
着底後はあまり仕掛けを動かしてはいけません。(根掛かりの元)
このあたりの場所なども影響するため調整は難しいので体験して覚えるしかないです。
キャスト後はサメやエイなどの大物がヒットすると竿がピトンごとふっ飛んでしまう事があるので尻手ロープで竿をハーケンなどに結束します。
(もやい結びがお勧めです)
この釣りは通常の釣り人が理解できない事が当たり前におきます(笑)



・餌交換・回収
回収時は必ずラインを張った状態で思いっきりカラ合わせを入れます。
オモリを浮かして根がかりを避けるためです。

■便利な小技
できるのであれば竿休め用に三脚を立てておくと良いです。(場所次第ですが)
獲物を取り外したり竿先にラインが絡んだりしたときに便利です。
大切なロッドやリールを傷が付かなくなります。
使用時に竿先が海と反対に向くように設置します。
そうすれば無駄にライトの光が海中を照らす事もなくなります。
また三脚の固定にはバケツを使うよりゴムロープでハーケンと接続して固定すれば足場の悪い磯でも固定が可能です。
ゴムロープはフック付きのものがホームセンターの梱包用品売り場にあります。

60cmか80cmのものを買えば2段式と3段式に対応可能です。
長すぎる場合は結んで長さを調節しましょう。
あまりピンと張るとハーケンが抜けるのでその辺は適度に調節してください。

堤防で参考用に取った画像を上げておきます。

・合わせ・やり取りの方法
この釣りは大型魚が来る可能性があるのでしゃがんだ状態での合わせが必要です。
なぜかというとスタンディングでは合わせた時や、やり取り中にラインブレイクしたときに後方へ簡単に倒れる為です。
岩場で鋭利な貝が無数に張り付いている岩に倒れるとどうなると思いますか?
痛い思いをすることになるので合わせて大丈夫だと判断できるまでスタンディングでのやり取りはしないようにしましょう。
あとは竿を立てて倒しながら巻くを繰り返します。
①竿を立てるときは巻かない。
②ゆっくり竿を倒しながら巻く。
①~②を繰り返し足元に寄せます。
途中で瀬や敷石がある箇所はゴリゴリとゴリ巻きをします。

またハサミを必ず身に着けておいてください。
緊急時用です。何が来るか分からないので
釣るのは絶対に無理!と判断したらラインを切ってください。最悪海に引きずり込まれて死にます。
今日も0(ゼロ)災でご安全に!

・注意点
結束はほどほどにしましょう。
特にワイヤーハリスを使う時はサルカンの結びは弱めにし根掛かり時にサルカンで外れるようにする必要があります。
何々式で結んだから絶対切れない!とかは細糸の仕掛けではまだいいですが太糸・大型針でのモンハンでは命取りです。
あまりにもガチガチな仕掛けは環境にも優しくないので辞めましょう。
スプールまでガチガチに括ってドラグフルロックとかしてる奴とかいるけど死にたいのかな?と思います。
仕掛けはわざとウィークポイントを作っておけば失うラインの長さも短くて済みます。
逆に言うと締めすぎたノットでも外れるという事はタックル構成や自分のレベルに見合ってないという事です。
何事にも諦めとほどほどが肝心です。

携帯電話の充電は完璧に。
釣行時電池切れで電話が出来ない・・・なんて事態は避けましょう。
またラジオなどあれば天気や津波警報などの情報が取得しやすくなるのでお勧めです。
海中にいる魚にラジオの音は聞こえないので気にせず流しましょう(笑)

また雷鳴が聞こえたら至急、竿を寝かせて竿から離れましょう。
竿はカーボン製でとても良い避雷針になり高確率で落雷します。
カーボンの電気の伝導率は銅より優れています。
車のエンジンプラグの点火線にも使われるぐらいです。
落雷にだけは注意してください。

以上がモンハンで必要な知識になります。
道具をかなり色々仕入れる必要があるので少しづつ仕入れていけばいいかと思います。
一気に揃えるとなると10万越えすると思うので気長に準備することをお勧めします。
揃うまでは手持ちの道具で堤防でアナゴやウツボなど釣って練習するとよいかと思います。
逆に一気にそろえてしまうのもアリですが。

■最後に
撒き餌をした場合は必ず流して帰りましょう。
連休中やフカセシーズンに入ると大概エサやゴミ(エサの空袋やタバコ)が半端なく落ちていることがあります。
磯は漁師の仕事場じゃないから文句が出ないでしょうが後から来た人が気分が悪くなるのでお互いの為に必ず掃除・ゴミチェックしてから帰りましょう。
エサは雨や波で流されるとかフナ虫や鳥のエサになるとか勝手な判断は辞めましょう。
特にラインなんか野良猫や鳥に絡まると大変危険です。
指さし確認でゴミ無し。ヨシっ!としてから帰りましょう。