呼び方の問題なのでどうでもいいんですが・・・
BigFishGame(略してBG)とか・・・
ブッコミゲーム(BKG)とか・・・
モンハン(モンスターハンティング)とは
ただ単に名前の通り大型魚を狙う釣りです。
このサイトで説明しているタックル構成であれば沖縄遠征でガーラやGTなどを狙うことも出来るようになります。
真似せず遠投磯竿5号でほどほどでもいいと思います。
ただスジアラ・クエなども対象魚として狙うこともできるので1セットあれば膝の上に魚を載せて写真を撮ることもできるかもしれません。
従ってこの釣りは中級者~ガチ勢向けになります。
簡単に言うとブッコミ釣りの上位版で大型魚を陸から釣ることです。
BKGロッドでの釣果は下記にあります。
2023/10/13 地磯で初BKG釣行
2023/10/21 三重釣行
2023/11/23 三重地磯BKG釣行
2023/12/10 三重モンハン釣行
2024/04/28 長き沈黙の日々を終え・・・
■ウェア
冬は寒いので私のような寒がりな人は良いものを買うのをお勧めします。
夏はケガをしない程度の服装にしましょう。
また半そでなど肌の露出が多いと虫さされが発生するので長袖がお勧めです。
■フィッシンググローブ
無いと危ないので買っておきましょう。
磯で釣行を行うと結構傷が付きます。
頻繁に買い替えることになるので高額なものは必要ありません。
私は1年で3回買い替えました。
■靴
靴底にスパイクがあるものやフェルトタイプの靴が必要です。
磯に行くときには必須です。無いと濡れた岩は凄く滑ります。
靴底(ソール)の取返式のものがお勧めです。
場所に応じてソールを変えれるので1足で済みます。
値が張りますがジオロックシューズのビブラムソールはグリップ力が良くお勧めです。
大物とのやり取りにも踏ん張りが効きます。多少の傾斜でも滑らず歩けたりします。
また磯で海水を踏んだ釣行後は洗わないと凄く匂います(笑)
磯は粉のようなものが大量に付着しますので帰りに車に積み込むときもシューズケースや袋に収納するなどしないと無茶苦茶臭い車になります(笑)
シマノのジオロックシューズのようにソールが交換タイプであれば取り外してソールのみ洗うことが出来ます。
臭い足になりたくなければ釣行後に必ず洗うようにしましょう。
■ライフジャケット
夜間に一人で磯に居ることもあるような人間には必須です。
発泡タイプのライフジャケット(渡船利用では桜マークAタイプ推奨)
膨張式は岩や貝で穴が開くのでNGです。
また股紐もきちんと装着しましょう。
股紐をつけないと落水時から引き上げ時にライフジャケットが脱げてしまいます。
また風通しがないので冬場は暖かいという相乗効果もあります。
■あるといい装備
ヒップガード
磯場は座る場所が無いのでクッション性のあるヒップガードが必要です。
すぐボロボロになるのであまり高価なものを買う必要は無いと思います。
雨具のような服は破れやすいので座る時の保護にもなります。
ファイティングパッド
大物がHITしたらその力が凄い時があります。
やり取りを行っていると竿尻を体の腹部、大腿部などで踏ん張るので非常に痛いです。
ひどい場合は内出血するくらいな時も・・・
なおかつ磯でやり取りを行うときはしゃがんだ状態でやり取りすることになり通常の樹脂製のギンバルは使えません。
従って画像のようなギンバルがお勧めです。
フックリムーバー
釣れる魚種によっては鋭い歯を持つ魚が普通に釣れてしまいます。
特にウツボはフグやネンブツダイのように頻繁に釣れてしまいます。
ウツボやサメ・ハモ・アナゴなどは歯が鋭くプライヤーだけでは危険な時があります。
写真のように長さがあるものを用意しておけば安全にリリースすることが出来ます。
暴れるサメの口元にプライヤー持っていくのは凄く度胸が必要です。
■タモ
釣れたら魚を引き上げる必要があります。
すると竿だけでは無理な場合が当然あるのはご存知の事。
しかも相手は巨大魚の可能性も秘めています。
従って通常のランディングツールでは力不足なことが多々あります。
魚がタモに入らなかったり水面まで届かないなどなど・・・
場所にもよりますが・・・
・タモの柄(8~10m)
・たも網(60cm~100cm)
が最低必要です。
10mのタモの柄。
国内では10m以上の長さは売ってないと思います。
10mを超えると継数が増えて耐久力の観点と重量もかなりなものになるので作れない
が答えかと思います。
となってくるので落としダモも用意する必要があります。
落としダモはロープで引き上げる網になるのでロープの長さ次第で10mを超える場所でもランディングができるようになります。
使い方は釣れた魚に向けて投げて使います。
落とすだけではネットインに苦労します。
コツがいるので一人の時はかなり苦戦し練習が必要です。
二人いれば落とすだけでも良いのですが。
とどめにギャフが必要なこともあります。
当然ギャフはリリース前提の魚では使えません。
魚に刺すことになるので当然です。
磯などではタモだと岩に引っかかって使いにくいときもあります。
そんなときはギャフになります。
ギャフはフライディングギャフ化してあります。
フライディングギャフとは引っかけたあとフックがタモの柄から外れてフックに付けたロープで引き上げる方式です。
必ず魚を仕留めることになります。
私はさすがにギャフはまだ出番がありません。
よく私が大物を釣ったら周りの人が私も狙います!
とか言ってくれるんですが
「そもそもランディングできるツール持ってますか?」
と言いたくなります(苦笑)
■ロッド
・タマン竿
OGKの初代タマンⅡ。私は安価なので入門者貸出用に所持しています。
・ブッコミ専用ロッド
ダイワではタマンモンスターやガーラモンスター・BKG
シマノではレコードチェイサーやレマーレBG
・スーパーゴリルドシリーズ(棒)
などを使用します。
相手が巨大魚かつパワーが半端ない魚種なので必然的にタックルがゴツイ物になります。
また磯で狙うことも多いため4~5mの長さが求められます。
まずは手持ちで一番パワーがある竿で試していただければと思います。
嫌でもさらにゴツイ竿が欲しくなるはずです。
■リール
この釣りではとにかくパワーが必要になります。
(10kgまでぐらいの魚を相手に想定しています)
従って
■ナイロン10号を200mは巻ける10000番以上の大型のSW系リール
■ドラグ力15Kg以上
が最低減必要です。
シマノ・ダイワ共にSW系のリールで10000番~18000番です。
早巻きではなくパワー系(HG系よりXG・PG系がお勧めです)
■シマノだとストラディックSW・ツインパワーSW
■ダイワだとBG-SW・カルディアSW
程度が理想です。
となるとどうしてもリールの重さが600g以上になってしまいます。
すると竿の重量とオモリや餌などと合わせると軽く1kg越えします。
(構成次第で2kg近くになります)
激重タックルはいきなり使うと危険なのでサーフや人のいない堤防などで事前に練習しましょう。
「釣りで筋トレ出来るって素晴らしい!」と思いながら頑張りましょう。
激重タックルで1日戦えるかどうかご自分の腕力と体力と相談が必要です。
確実に腕もパンパンになります(笑)
従って最後のほうになるとミスキャストの可能性も出てきます。
そんな時に50号(187.50g)のオモリとか投げて人に当たったら・・・
大事なことなので2回書きますね。
「事前に体力確認も含めて1日サーフなど人のいない場所で必ず練習しましょう」
練習することにより使い勝手や懸念点などの事前確認もできるはずです。
それによりどれぐらい仕掛けが飛ぶのか「あれがあったらいいかも」などといろいろわかることも出てきます。
磯の場合だと後方に岩がありキャストしにくい場所もあります。
ご自分の色々なキャストパターンの引き出し(いろいろな投げ方の練習)を増やしておくことも重要です。
■ライン
PEでもナイロンでもどちらでも良いのですが
ただし
ナイロン10号以上
PE8号以上でリーダー80LB~120LB程度(根ずれで擦れるので)
が最低必要です。
ナイロンであればリールのサイズで使用可能な最大号数が決まります。
10000番 → 14号まで
14000番 → 16号まで
18000番 → 20号まで
なぜかというとこれ以上の号数ではスプールのサイズで巻けないからです。
根掛りするたびにリールに新しいラインのまき直し・・・
なんてやってられないためです。
また、根がかりが激しい釣りになるのであまり高価なラインを買うと悲しくなります。
個人的にはPEより当たりが出やすく擦れに強いナイロンがお勧めです。
PEはルアーなど糸を張った動きのある釣りには感度も良く有効ですが
糸がたるんだ状態の底で待つ釣りではPEよりナイロンの方が感度は良いです。
糸の張ってない状態でナイロンでは反応があるレベルのあたりでもPEは当たりがあっても竿先がピクリとも反応しません。
それでも嘘だと思うなら自分で実験すると確実にわかります。
また太糸を使うのでリーダを結ぶのも大変になります。
リーダとの結束部が大きいのでガイドに引っかかったり鬱陶しいこと兼ね合いです。
なので私はブッコミ釣り系ではPEはお勧めしません。
釣り方に応じたライン特性を加味して選定しましょう。
■仕掛け(道糸から針まで順)
仕掛けは簡単なものですが大型狙いになると荷物が増えてしまいます・・・
道具も小魚狙いでは手で行えていたことが工具がいるようになったりするためです。
三脚でも良かったことがピトンが必要になったりと・・・
■背ズレワイヤー
場所によっては瀬ズレ仕掛けが必要になります。
岩とラインが擦れたときにワイヤーがあれば極力切れることを避けれます。
■誘導天秤
各社で発売されています。
イシダイ釣り用の物を使用します。
Gartzの天秤はブッコミでは良く使われています。
ただし少々高いのが欠点です。
■シモリ玉(パール玉)
個人的にはイシダイ釣りではないので不要かなと思っていますが一応入れてます。
パール玉でもなくても問題ないかと思います。
誘導天秤とサルカンの間に入れます。
■コークスクリューサルカン
天秤のハリス側にはコークスクリューサルカンを付けます。
コークスクリューサルカンを付けることによりハリスの手返しが良くなります。
サイズは1/0サイズか2/0サイズを利用すと安心です。
■ハリス
通常のライトなブッコミであれば道糸のあまりでも問題ありませんが大物狙いではさすがにハリスが必要になります。
ナイロン・フロロで最低20号程度あると安心です。
ただフロロは硬いので結びにくいのでナイロンがお勧めです。
私は100lbのフロロを使う時もありますが状況に合わせて選べるようにすればOKです。
18号、26号、ワイヤーと3種類あれば良いかと思います。
また私が合わせる針サイズとハリスのあわせ方は・・・
針16号 → ハリス16号~18号(55lb~60lb)
針18号 → ハリス18号~20号(60lb~70lb)
針20号 → ハリス20号~24号(70lb~85lb)
針22号 → ハリス24号~26号(85lb~90lb)
針24号 → ハリス26号~30号(90lb~100lb)
という感じです。
この辺りは慣れと経験値で判断してもらえれば良いかと思います。
針とハリスは外掛け結びで問題ありません。
むしろ解けないように対策をすればよいかと思います。
(コブを作る・接着剤で固める・熱収縮チューブを使うなどなど)
■ダルマスリープ
コークスクリューサルカン側はハリスを輪っかにするのでダルマスリープを使用します。
コークスクリューサルカン側のハリスをダルマスリープで輪っかにする理由はハリスを結ぶと結びめで餌のアジやイワシなどの餌がぐちゃぐちゃになるためです。
またワイヤーハリスを使用する時は針側もダルマスリープで固定します。
ダルマスリープのサイズ選定は・・・
ワイヤーハリス#37~#38 → SSサイズ
ナイロンハリス16号~20号 → Sサイズ
ナイロンハリス24号~30号 → Nサイズ
という感じです。
・参考例
下記の画像がワイヤー結束時の参考例。
この状態だと針が暴れてフッキングが決まらなくなるので注意。
針のカンからダルマスリープの間をまとめて熱収縮チューブで固定しましょう。
冷凍アジや冷凍イワシを使う時はハリスの針と反対は輪っかにします。
この輪っかをパワーコークと接続します。
この輪っかをウニ通しの先に引っかけて引っ張ってエサの口から出します。
針側の結束はワイヤーハリス以外は外掛け結びなどで結ぶことをお勧めします。
■集魚用ビーズ・発行玉
朝マヅメから日中の釣行ならばビーズを利用します。
ハリスと針の間に1つ入れればOKです。
夜間であれば発行玉を入れます。
サイズは6号が見やすくて良いかと思います。
またサイズが小さいとハリスのコークスクリューサルカン側がダルマスリープで固定されているので6号以下ではエサを付けるときに発行玉の取り外しできません。
発行玉は根がかりなどでハリスごと無くなるので消耗品と捉えて50個単位で購入をお勧めします。
カラーは釣果に影響するとは思えないので好き選んでください。
■ブラックライト
発行玉に蓄光させるために使います。
通常のハンディライトとは違い紫色の光で紫外線を出します。
目には優しくないので照射部を見つめないようにしましょう。
1000円程度で通販にて購入可能です。
■針
針はカン付きのタマミ針の16号~24号くらいが一番良いかと思います。
太軸でひねりが入っている針が良いです。
場所によっては「がまかつの根魚王」の15号~18号を使うのもよいかと思います。
状況次第で針のサイズを変えていけばOKです。
ただし1度(1回の釣行で)使った針の再利用はお勧めしません。
エサや海水で錆が発生する可能性と確実にフッキングが甘くなります。
エサに針を刺す事を繰り返すだけでもフッキング能力は落ちます。
魚の口に一番近い部分なので都度新しいものにしましょう。
■ハンドプレッサー
ダルマスリープをカシメるペンチはハンドプレッサーというペンチで釣り場でも必要です。
SSサイズとSサイズとNサイズをカシメることができるものを買いましょう。
選定基準は軽さも重視してください。
ハンドプレッサーを使って針とワイヤを固定します。
ラチェットタイプも買いましたが力が強すぎでかしめる時にナイロンだと切れてしまうことがたまにあります。
■オモリ
ホゴオモリやナス型オモリなどを利用します。
また信じられない速度でオモリが減っていきます・・・
一度やってみれば分かると思いますが予備は多めに必要です。
ただ釣り座にはあまり持ち込むと苦労するので一部は車に置いて足りなくなったら取りに行く方法をお勧めします。
(画像のセット物は各1Kgあります。1Kgでセット販売のものが安くて便利です)
使用するオモリの重さは竿の型番や種類にもよります。
・遠投磯竿5号
25号まで
・タマン竿
40号程度まで
・BKGロッド
XH480 30号~60号
MH480 20号~40号
となります。(対応号数はロッドの詳細で確認しましょう)
釣り場にもよるのですが予備は多めに必要なので荷物が凄く重くなります。
場所によっては潮の速さも影響するので いろいろな重さが複数個必要になります。
種類としては磯ではホゴオモリがお勧めです。
ホゴオモリのホゴとは瀬戸内海でのカサゴの呼び名でカサゴオモリという意味です。
沈下速度が速く根がかりし難いというメリットがあります。
サーフでは六角やナス型オモリで問題ありません。
(磯で六角オモリを使う時はホースなどを使って根がかり防止するという技もあります)
フィールドでオモリも種類を使い分けを行えば良いかと思います。
■捨て糸
根がかりが激しいポイントはオモリと天秤や三又サルカンの間に捨て糸を入れます。
捨て糸は結束はガチガチにしてはいけません。
捨てるための糸なのですぐ切れる結束が望ましいです。
またモンハンでは使用するオモリが重い為、最低ナイロンで10号程度を使用しましょう。
色々な号数を試しましたが30号のオモリでもキャスト時に捨て糸が6号程度では切れてしまうことが実際にありました。
また使用するラインはリールに巻いた余りのナイロンで問題ありません。
捨て糸専用のラインが売っていますが捨てるためのものに金を出す必要はないでしょう。
結束は輪っかを作る簡易的な結束で十分です。
糸を折り返し2重にしハーフノットで結べばOKです。
代表的な仕掛けサンプル
・誘導天秤方式
パイプ天秤にオモリを付ける方式です。
仕掛けが一直線になります。
おもりとハリスが分かれるので魚の食い込みが良くなります。
根がかりが激しい場合は天秤のスナップとオモリの間に捨て糸を入れます。
・胴突き仕掛け方式
この方法ではハリスとおもりが繋がっているので
若干食い込みは悪くなります。
三又コークサルカンとオモリの結束は切れるようにしておきます。
メインラインとは違う簡易結束にして強度の差をわざと作るのがポイントです。
また捨て糸の長さは短い方が良いです。
仕掛けに絡むので注意が必要です。
■ヒットセンサーまたは鈴
購入する際は音量調節できるものをお勧めします。
ただしセット方法はかなりシビアなので鈴が一番いいかと思います。
鈴は別紙参照→竿先のスズ選び
慣れてくれば鈴が鳴る前に当たりを読み取りフッキングさせることが出来ます。
私は鈴は無くても大丈夫なのですが複数竿だしをしていると餌交換などで竿先から目が離れるので保険的な意味で着けています。
■クーラボックス
これからクーラボックスを買う場合は座れるタイプをお勧めします。
磯では唯一の椅子になります。
またクーラーボックス用のクッションがあればお尻が幸せです。
また大きさは40リットルまでのサイズが可搬性においてもいいかと思います。
キャスター付きの物は大きくて重くなりがちなので可搬性が重要な磯ではお勧めしません。
あと余談ですがクーラーボックスにはなるべくステッカーを貼りましょう。
理由は渡船で自分のクーラーボックスと同じものを使っている人と識別しやすいからです。
また地磯釣行の場合はクーラボックスは車に置いて釣り座へはソフトクーラーなどを持参する方法をお勧めします。
(固くて重いクーラーボックスは自磯の運搬は非常に邪魔です)
氷を入れておいても釣れなかった時は帰りに氷を捨てれば帰りに楽ができます。
またどうしてもイワシやキビナゴなど生エサを使うのでエサ専用のソフトクーラーとして(10~15リットル程度)を買っておくと便利です。
エサはZipLockなどで小分けにして都度持ち運べば鮮度も維持できます。
ただしソフトクーラーかなり匂いが付くのでエサ専用化しましょう。
■ピトン
この釣りは大物狙いなので基本的に竿立ては三脚ではなくピトンを利用します。
三脚では竿が暴れて倒れたりするのでしっかり固定できる竿ロック式ピトンがお勧めです。
磯では穴や岩の隙間にピトンを刺し込みます。
ピトンだけでは完全に固定出来ないのでクサビ(木)を打ち込んで固定します。
ピトンは第一精工のラークピトンのようなロック式が凄く安定します。
がっちり固定されますが抜くときは上に引っ張ると案外簡単に抜けます。
またピトン棒が短いとか言われる方がいますがそもそもこの製品はイシダイ釣りなど大型魚を想定して設計されているのでこの長さなのです。
(ヤエン程度でこのようなロック式竿受けは不要です。)
ピトン棒がなぜこの長さなのかはこのページを読めば分かります。
私は用途に合わない使い方をして文句をいうなど恥じるべき行為だと思います。
■ハーケン
尻手ロープなどを結ぶために利用します。
またハーケンは夜間は見えなくなり躓いたりすることがあるのでケミホタルなどをテープで固定しておけば安全です。
■クサビ
ピトンの棒が穴のサイズに合わない時などに使用します。
細いものと太い物を持っておけば大体事たります。
なければ現地調達も出来ますが調達できる保証や時間が無駄なので買いましょう。
また専用の物を買わなくてもOKです。
ホームセンターで適当な木を買って切断すれば安く済みます。
木のサイズ感を把握するには一度製品を買えばどの程度の木を買えば良いか分かります。
■ピトンハンマー
日曜大工の物はお勧めしません。
はっきり言って無茶苦茶錆びます。
サビが付着するとほかの物を汚してしまいます。
錆びにくいステンレス製の専用品がお勧めです。
という事で荷物が凄く増えます。
そして重くなります。
これらの道具にさらに餌・食料となるとかなりの量になります。
地磯釣行だとかなりつらい荷物量です。
当然帰りは釣れた魚でさらに重くなります。
■エサの付け方
一概にはこれという決まりはありません。
あくまでも代表例で記載しておきます。
・ユムシ
ユムシの場合はチョンがけでOKです。
従ってユムシを利用するときは軽く仕掛けを投げるようにします。
ユムシはタイ系の魚しか食わないのでエサ取りが多い場合に有効です。
・イカ・サンマ切り身
短冊餌は基本的に返し縫で刺します。
針に1回通して針を回転させて2回刺します。
回転防止のために針を刺すときは必ず餌の真ん中に刺します。
・キビナゴ
キビナゴは必ず目から針を通して使用します。
これで投げても外れなくなります。
塩締めのものを買うと硬くて針に付けやすいです。
・冷凍アジ・冷凍イワシ・冷凍サバ
大きいアジ・イワシ・サバの場合は投げるときにエサが外れる可能性があるのでウニ通しなどのツールを使い、口から入れて頭付近までグッと刺します。
ウニ通しの先にハリスのわっか部分を引っかけて口からハリスのわっかを出します。
これでリアルルアーの完成です(笑)
発行玉は外して付けたほうがいいですがどうしても面倒になって写真のような状態になることが多いです。
やりすぎな例?
こんなエサを食ってくる魚を狙うという事は命がけにもなります。
写真は冷凍サバですがサンマを丸ごと一匹でもOKです。
エサ大きすぎない?と思われるかもしれませんが
このサイズでも食われて回収することも普通にあります。
このような大きさのサバでも1mを超えるサメやクエなどは丸呑みします。
・ウニ通し
ウニ通しが必要です。1000円以下で買えます。
太いものと細いタイプの2種類がありますが太いタイプを買えば大丈夫です。
・マムシ・イソメなど
虫エサは房掛け(2~3匹)で付けます。
1匹目の口から頭(固い部分)を通して適度な所で針先を出します。
針先に2匹目の頭部分を刺します。(チョンがけ)
3匹目は2匹目と同じように刺します。
なのでマムシで房掛けすると高くつくのでマムシを1匹目にしてイソメとMIXさせて房掛けします。
針が頭部分にあるようにすればOKです。
また房掛けのほうが海中で揺れてアピール力は高まります。
・バナメイエビ・中エビ
エビを針に付ける方法はオキアミを付ける方法でOKです。
尻尾を切り尻尾から針を通す方法です。
エビはどうしてもエサ取りの被害が多く長時間持たないので頻繁に餌の確認が必要です。
(早いときは5分以内)
エサ取りに弱い餌なので注意が必要です。
遠投する場合はサンマの切り身・カツオのハラモなどを抱き合わせで付けると針外れしにくくなります。
バナメイエビにカツオのハラモをセットした参考例
これで投げると不思議なことにエビだけ無くなってるパターンが多いです。
実釣編(夜間ブッコミパターン)
・時間
時間は夕方~朝マヅメまでがモンスターゲットの可能性が高いです。
地磯で行う時は明るいうちに釣り座の状況を確認することが必要です。
足場の確保、ポイントの調査、ピトン設置場所、最大潮位(貝の無い部分)などを必ず確認します。
・場所
注意点としては上の画像のようにタイドプール化している個所は満潮時に浸かってしまう可能性もあるので岸までの経路の確認が必ず必要です。
特に夜間は周りが見えないので明るい時間に下見をすることが必ず必要です。
大潮の満潮時は特に満潮時にどこまで波が来るか必ず確認します。
逆に言うと知らない場所では大潮の満潮前は先端まで行っては危険です。
分からない場合は手前で波のくる場所を把握してから行くようにします。
・釣り座に着いた時の準備
意外に知らない人が多いのですがどんな釣りにおいてでもですが
釣り座に着いたらまずタモの準備から開始
します。
終了時はタモを最後に仕舞う
ようにします。
なぜかというと荷物が落下した場合に掬うためで釣りの基本です。
磯は斜面状の場所が多く荷物が転がり落ちるので水平な高い場所に置くようにします。
その後に水汲みやライト設置などと行います。
・投げ方
根がかりを避けるため着水と同時にベールを戻します。
着底後はあまり仕掛けを動かしてはいけません。
(根掛かりの元になります)
コツは場所なども影響するため調整は難しいので体験して覚えるしかないです。
キャスト後はサメやエイなどの大物がヒットすると竿がピトンごとふっ飛んでしまう事があるので尻手ロープで竿をハーケンなどに結束します。
この釣りは通常の釣り人が理解できない事が当たり前におきます
尻手ロープの作成は別ページ参照
→尻手ロープの作成
・餌交換・回収
回収時は必ずラインを張った状態で思いっきりカラ合わせを入れます。
オモリを浮かして根がかりを避けるためです。
またしばらくして竿先が波と同期したような動き方をするときは一度回収しましょう。
エサが無くなっているか海藻が絡んでいる可能性が高いです。
特に竿先が波と大きく同期する場合は海藻が絡んでいると思ったほうが良いです。
また細かいあたりが連続した後は回収して仕掛けのチェックをしましょう。
アナゴやウツボによってぐちゃぐちゃにされている可能性があります。
■便利な小技
できるのであれば竿休め用に三脚を立てておくと良いです。
(場所次第ですが)
獲物を取り外したり竿先にラインが絡んだりしたときに便利です。
大切なロッドやリールを傷が付かなくなります。
使用時に竿先が海と反対に向くように設置します。
そうすれば無駄にライトの光が海中を照らす事もなくなります。
また三脚の固定にはバケツを使うよりゴムロープでハーケンと接続して固定すれば足場の悪い磯でも固定が可能です。
ゴムロープはフック付きのものがホームセンターの梱包用品売り場にあります。
60cmか80cmのものを買えば2段式と3段式に対応可能です。
長すぎる場合は結んで長さを調節しましょう。
あまりピンと張るとハーケンが抜けるのでその辺は適度に調節してください。
堤防で参考用に取った画像を上げておきます。
・合わせ・やり取りの方法
この釣りは大型魚が来る可能性があるのでしゃがんだ状態での合わせが必要です。
なぜかというとスタンディングでは合わせた時ややり取り中にラインブレイクしたときに後方へ簡単に倒れる為です。
岩場で鋭利な貝が無数に張り付いている岩に倒れるとどうなると思いますか?
痛い思いをすることになるので合わせて大丈夫だと判断できるまでスタンディングでのやり取りはしないようにしましょう。
あとは竿を立てて倒しながら巻くを繰り返します。
①竿を立てるときは巻かない。
②ゆっくり竿を倒しながら巻く。
①~②を繰り返し足元に寄せます。
途中で瀬や敷石がある箇所はゴリゴリとゴリ巻きをします。
またハサミを必ず身に着けておいてください。
緊急時用です。何が来るか分からないので
釣るのは絶対に無理!と判断したらラインを切ってください。
最悪海に引きずり込まれて死にます。
今日も0(ゼロ)災でご安全に!
・注意点
結束はほどほどにしましょう。
特にワイヤーハリスを使う時はサルカンの結びは弱めにし根掛かり時にサルカンで外れるようにする必要があります。
何々式で結んだから絶対切れない!とかは細糸の仕掛けではまだいいですが太糸・大型針でのモンハンでは命取りです。
あまりにもガチガチな仕掛けは環境にも優しくないので辞めましょう。
スプールまでガチガチに括ってドラグフルロックなどは死にたいのかな?と思います。
仕掛けはわざとウィークポイントを作っておけば失うラインの長さも短くて済みます。
逆に言うと締めすぎたノットでも外れるという事はタックル構成や自分のレベルに見合ってないという事です。
何事にも諦めとほどほどが肝心です。
携帯電話の充電は完璧に。
釣行時電池切れで電話が出来ない・・・なんて事態は避けましょう。
またラジオなどあれば天気や津波警報などの情報が取得しやすくなるのでお勧めです。
海中にいる魚にラジオの音は聞こえないので気にせず流しましょう(笑)
また雷鳴が聞こえたら至急、竿を寝かせて竿から離れましょう。
竿はカーボン製でとても良い避雷針になり高確率で落雷します。
カーボンの電気の伝導率は銅より優れています。
車のエンジンプラグの点火線にも使われるぐらいです。
落雷にだけは注意してください。
以上がモンハンで必要な知識になります。
道具をかなり色々仕入れる必要があるので少しづつ仕入れていけばいいかと思います。
一気に揃えるとなると10万越えすると思うので気長に準備することをお勧めします。
揃うまでは手持ちの道具で堤防でアナゴやウツボなど釣って練習するとよいかと思います。
逆に一気にそろえてしまうのもアリですが。
■最後に
撒き餌をした場合は必ず流して帰りましょう。
連休中やフカセシーズンに入ると大概エサやゴミ(エサの空袋やタバコ)が半端なく落ちていることがあります。
磯は漁師の仕事場じゃないから文句が出ないでしょうが後から来た人が気分が悪くなるのでお互いの為に必ず掃除・ゴミチェックしてから帰りましょう。
エサは雨や波で流されるとかフナ虫や鳥のエサになるとか勝手な判断は辞めましょう。
特にラインなんか野良猫や鳥に絡まると大変危険です。
指さし確認でゴミ無し。ヨシっ!としてから帰りましょう。